遍し記憶から逃げ出す 遠くで鳴り出す鐘 手牽くあなたを離して 私は明日がこわい 散々な毎日に飛び出した あの場所も 旧懐の情に成って ずっと溢れている 軽薄なニュースを 今日も自覚していく 網膜に焼き付いた実世界 ねえ単純な仕組みで いたいだけなのに 意味もなくただ睡るだけの存在! ただ彼方は遠く在って 忘れていく合間と知るんだ それでいいよ 繰り返し 騙しあって ベッドにこっそり潜ろうよ ひとつ 夢の中ではぐれた ふたつ 視線が伸びる先 手牽くあなたを思って 遠くで泣き出す それから何になる? ねえ単純な仕組みで いたいだけなのに 意味もなくただ睡るだけの存在! ただ彼方は遠く在って 忘れていく合間と知るんだ それでいいよ 繰り返し 分かち合って ベッドにこっそり潜ろうよ 遍し記憶から抜け出す 遠くで鳴り出す鐘 手牽くあなたを離して 私は明日を過ごす