愚かな人間よ 聖者を 殺め 罪無き 物の 裁きを 望む 無慈悲な 神は 骸に 坐して 指折り数え待つ 羽を広げて 微笑む 今も死の傍で 手招く 終いの闇 わたしを飲み込む 炎の中 息を絶やさず 願いは届かずに すべて焼き尽くす ものとなる 今 この世界は いつか変えられると 信じ続けてたのに 嘘と 欺瞞 何も救われ無い ひとつ ふたつ 灯火は消えた 無垢な心はまた 影に蝕まれ 孤独の底 何も守れず 羽ばたく夢の中 夜の檻にまた 閉ざされた 遠く 見つめ そっと微笑む 『穢れた空が ほら、堕ちてく』 何が正義なのかと 罪は 繰り返されて 私もまた同じ道を辿る 今は繋がれた 血の鎖に 過去も 夢も すべて 響く 聲きこえても 紡ぐ 未来がみえない 私も いつから 見失い 終わりがあるのなら いつの日か 罪の深きものよ 神よ 闇を払えと 願う やがて 夜に飲まれて わたしもあの魔女となる