夏空を飛び越えたい 見えなくても、もっと向こう いつの間にか雨はやんでた ずぶ濡れの期待 さよならは まだ早い 知ってるふりで、君を知らない 踏切を渡る もうすぐ海が見えるよ つまづいた 石を蹴飛ばした いつの日か終わる季節と 思えないから 夏空を飛び越えたい 見えなくても、もっと向こう 息を吸い込み 裸足で駆けてく 眩しくて手に負えない 陽射しのような心を 抱えたままで横顔だけ 感じていた 波打ち際 青い時間は 「大体」で埋まる 君の声、溶けていく 水しぶきに染まったシャツが 風でなびくから 何にでもなれる気がする 少しだけ目眩がしそうな 夢じゃない 今の温度でそばにいてほしい 不器用なその軌道で 連れ出してよ、もっと向こう 情けないほど 強がりでも 前に進む 甘い予感も、意味はないかも でも、君と会えたら どこか遠く 行ける魔法に変わっていきそうさ 気まぐれなその視線に 照らされてたい、このまま 夏空を飛び越えたい 見えなくても、もっと向こう 息を切らして 裸足で駆けてく 眩しくて手に負えない 陽射しのような心を 抱えたままで 横顔だけ感じていた