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ひとふさの葡萄

311
4
  • 1978.12.21
  • 4:30
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歌詞

君は僕の肩車 転ばないでと笑い 葡萄棚のひと房を 袂(たもと)にいれる 故郷の絵本をみるよな 雁(かり)わたる夕空 せせらぎの川の音 忘れたくはないのですと 泣いているようだ 十五夜少女 君は僕の腕枕 きゅうに黙ってしまい 淋しそうに黒髪を 小指で梳かす 半年で卒業ですねと お月さまみあげて 涼しげな奇麗な瞳 細い肩がふるえている 兎みたいだ 十五夜少女 君はどこの大学を 受けるつもりでいるの できるならばいつまでも 一緒にいたい 来年は東京ですねと 答えてはくれずに 薄(すすき)の穂なでながら 駆けて行くよ夜露の路 螢みたいだ 十五夜少女 君は僕の初恋さ 幼なじみのふたり 兄妹のよう過しても はにかみどうし ひと房の葡萄の甘さは この愛を結ぶよ 思い出という糸で 君と僕を幾年月(いくとしつき) 泣いちゃ駄目だよ 十五夜少女

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