星も花も年月と くれゆくままに病みついて 誰の仇も川になり いつのことだか通り過ぎた 火と火の間を縫ってゆく 草の匂いの夏服 帰れないままで染みつく 幻に変わるまで 止みかけの日暮れの中で 書きかけの似顔が眠るよ 絡まり合ってるようだ 心模様のようだね 遊ぶ影も道をそれ 夢に見るなり凍りついた 溶けて朱色染まるには 足りない色が多過ぎて 花かぐわし坂道で あれはひぐらし横道で 枯れた匂いのする全て 幻に見えてくるまで 何度でも巡り会うこと 同じように別れを惜しんで 重なり合った目と目 思い出しているだけ 絡まり合っているようだ 心模様のようだね