なんとも言えない気持ちが 時計の針に絡まった 絡まって もうどうしようないくらいに もうどうでもいいくらいに もつれて動かなくなっていた ガラスに映った逆さの街で 我先と急ぐ 呼吸の波に流された 夜の足音が 太陽攻め立てて 1日のニュースが電波に乗り始める 赤く染まり行く街の中で 息詰まるような距離感の中で 諦めの悪いリアルに夢重ねて 生きながらえて 扉を開けていく 人気を避けた感情が ネットの電波にぶら下がる ぶら下がって 融合して混ざり合って 連綿と折り重なって 都市計画を運命づけた 灼け返す午後に別れを告げて 都会の黒さに記憶のレイヤーはか弱 くて 空気に馴染んだ街の目には 眩しすぎた赤信号 僕らは燃え尽きるまで生きて 喜怒哀楽を頭上に掲げて 熱を溜めこみ気を吐いて夢をみて 誰かの夜の寄り添う歌となる 赤く染まり行く街の中で 息詰まるような距離感の中で 諦めの悪いリアルに夢重ねて 生きながらえて 扉を開けていく