溢れ出した言葉 はらり 書き留めては破り捨て 指先では伝えきれない 想い隠して のみこんだ言葉は 数え切れないけど 過ぎ去った日々だけ ここに置いて 錆び付いた声は届かぬまま ありきたりの言葉並べて 曖昧のままに終わらせたがるのね いつも 愛された日々は嵩張るから 忘れたつもりなのに 痛む 振り返ればいつもそこに 温かなぬくもり 信じた日々があったことは 忘れないで 傷ついた言葉は 数え切れないけど たしかに私たち ここに居たよ ふくらんだ蕾は目覚めぬまま 待ちわびた春を迎えることなく ひとりで淋しくここで枯れるのね だけど 冷え切った想いが積もるなら 雪よりも寒い日々 続く 錆び付いた声は届かぬまま ありきたりの言葉並べて 曖昧のままに終わらせたがるのね いつも 愛された日々は嵩張るから 忘れたつもりなのに 痛む