「存在証明が欲しい」 僕たちは いらない人間なんだ まるで 廃棄物を並べるように ひとつふたつみっつよっつ このアンダーグラウンドでさえ 僕たちが呼吸する場所はない。 感情が交差するこの星で お前は、 これ以上何を望むというのか 腐った水と 汚れた空気と ほんのひと握りの愛が 振り子のように 揺れているだけじゃないか ほらごらん 気づいた頃には 身体の中から灰になって 美しかったその顔が ボロボロと崩れていくよ キラキラ光る水面も 眩しかった空の青も 好きだった人のぬくもりも ぜんぶぜんぶ、 レプリカントだとしたら? ぜんぶ、嘘だった。