まずコイツとの出会いを話そうか ガキの頃 キッカケは車の中 運転は親父 俺は助手席 爆音で流れるSnoop Dogg Jay-Z 当時の俺は何のこっちゃわからんが 親父は満足げに首振ってた どうやらそれはHIPHOPと言うらしい あれから十数年 時が経ち まさかラップを始めた2015.10月 歪な青春 気付けば執着 おもちゃに夢中になる子供の様 必死に韻を踏みつけたあの夜 屋根の下の輪っか 汗滴るラッパー 金に変わるなんか気にもしないまま 毎日がむしゃらラップしてばっか 楽しくて仕方がなかったはずが 得るモノもありゃ失うモノもある それが世の常 人生 Bon Voyage 言わば必要不可欠の成長痛 考える葦はまた太くなる 須く初心忘るべからず その上で培った哲を磨く 不自由な暗闇の中 Life goes on まるで井伏鱒二の山椒魚 ラッパーを美化してた俺のせいか いつからか覚えたシーンへの違和感 女々しかったり穴があったり かったりぃハッタリにガッカリ ※実物はイラストとは異なります 業界に小さく書かれた注釈 なら俺1人でも戦ってやる 〝ラッパーたるや〟 それを体現化 ソイツが言う事全て〝正論〟と 化す様な 穴がない人格や生き様 それ求め頭抱える毎日 結果徐々に狭まる可動域 それが俺にとって岩屋の始まり 息苦しい だがそれが誇らしい でも昔は純粋にラップしてたはずだ 楽しくて仕方がなかったはずが 得るモノもありゃ失うモノもある それが世の常 人生 Bon Voyage 言わば必要不可欠の成長痛 考える葦はまた太くなる 須く初心忘るべからず その上で培った哲を磨く 不自由な暗闇の中 Life goes on まるで井伏鱒二の山椒魚 無論、 俺が間違ってるとか思っちゃねぇ むしろ大正解だぜ Go my way 究極のラッパーとは何やろうか? 思想の流刑地 哲学の牢屋 これをすればだっせぇ あれをすればだっせぇ 自分ルールの手枷足枷 不自由な暗闇の中 Life goes on まるで井伏鱒二の山椒魚