耳たぶのふちに触れて じゃれ合うように会話を続ける やがて夜が更けるのを待ちながら 花束を渡そう記念日には 永遠じゃなくても どうしようもない時思い出すため 何気ない相槌だけで 何もかもが救われてしまう 後の祭りだとしても 僕はとっくにすっかんだから このままふたりだけで 渦に飲みこまれて 跡形もなくなってもいいんだ 満たされては沈んでく 代わりのない愛を持て余す 重たすぎる体ごと 海の底に置いていくよ サイコロを振ってすぐ 狐につままれたような気がした 最初から全て知ってたように 君は僕を見つめる その目に吸い込まれて漂うだけ 何気ない相槌だけで 何もかもが救われてしまう 与えられた半分も 返せやしないこんな人生が 正しいかはわからない 時が経てば見つけられるのか 後の祭りだとしても 僕はとっくにすっかんだから