写真を撮ろうよと カメラ向ければ 顔を背けた その視線の先に 何が映っているの 陽の当たらない部屋 隠れるみたいに身を寄せ合い ふたりぼっちのまま 取り残されていようよ 「この次はいつ会える?」 これが最後だとしても 聞けない 手離せない 心噛み殺しても 恋愛ごっこだって 君の側に居たいよ 今は僕だけを見ていて 寄り添って 背を向けて その気まぐれさえも 愛しい 服にまとわりつく 君の香り 甘く切なく 今夜も僕を そっと侵して行くのだろう 頭の中のアルバムには 笑った君で溢れるのに 小さな画面に残せたのは 遠い後ろ姿だけ 強く強く 痛いくらい抱きしめて 壊したい この腕の中で だけどね ずるいから 優しい僕のままで 恋愛ごっこだって 君の側に居たいよ 今は僕だけを見ていて 寄り添って 背を向けて その気まぐれさえも 愛しい