町を歩いてたら君が使っている 柔軟剤と同じ匂いがしたから まさかと思って振り返ったら 知らないおっさんが いたから思わず 殴りそうになったのさ 君と別れてからはこんなことが しょっちゅうさ 一緒にいる時は 気にもしなかったのに もしも町中がみんな同じ 柔軟剤使ってたら おっさんにだって 優しい気持ちになれたのに 君を誰かが抱く 君の匂いを嗅ぐ いつか僕は別の誰かを好きになる そして君の匂いも忘れてしまう 童貞くさい歌詞を歌うには 歳をとりすぎた でも銀杏 BOYZは今も音を鳴らし続けている 大人になりきれない自分に 苛立ちながらも 今日も夢の中で君と甘い生活を 送っている 君を誰かが抱く 君の匂いを嗅ぐ いつか僕は別の誰かを好きになる そして君の匂いも忘れてしまう 柔軟剤の匂いも 小便臭い青い春の匂いも どこかで覚えている でも新しいドキドキを 新しいトキメキを 匂いをいつだって求めてるのさ 君を誰かが抱く 君の匂いを嗅ぐ いつか僕は別の誰かを好きになる そして君の匂いも忘れてしまう 今日も最低で最高なこの世界を 生きている 君が生きているこの世界で僕も 生きている 生きている