フラれて泣くのはまだ早い (feat. 吾妻光良)

歌詞

傘 （傘?） きのう失くした赤い傘 どこ （おや?） 行っちゃったんだろ? （こんなところに） 駅のベンチに立てかけたっけ? それとも電車で 運ばれちゃったかな? （目立つ色なのにねえ） まだ 探しまわれば見つかるかも でも いつ手を離したかわからない ひょっとしたら 自販機の脇あたりかも あそこであの犬片足上げたかも もう今更無理かも （探してるだろうな） きっとフラれちゃうかも （あ、降ってきた） 傘 傘 赤い傘 なんでもない時邪魔にして 気がつけば放ったらかし 挙句に何度も傷つけて 降られた時には傘は無し 傘 （傘～！） さっき見つけた赤い傘 誰が （う～ん…?） 落としたんだろう? （あたしの傘！） 昔のあのこもよく似た赤い傘 なんだかあの頃思い出しちゃうな （えーーーっと…よく 思い出してみよう） 今朝 降ってた時は濡れたかな まだ ぎりぎり降られず行けたかな こんなとこに置き去りで失くしちゃ 困るだろ かと言って持ち主探せる術もなし ここじゃ気づかないかも （この道じゃないかぁ…） 誰かに盗られちゃうかも （覆水盆に返らず） 傘 傘 赤い傘 届けたいけれど届かない たぶんいつもすれ違い おまけにずいぶん遠回り いつのまにやら雨のなか 傘 傘 赤い傘 失くした傘は戻らない だけどどこか空の下 いっそ鴉か 蟻の巣の束の間の屋根になれば良し でももう一回さがしてみよ フラれて泣くのはまだ早い