あぁ 急かされる日々にくたびれた 僕と 午後二時 ぬるい風が籠る ただ空を飛びまわった あの夢が見たい 夏日を閉ざして まぶたを下ろした ゆらりくらり気づけば わた雲と泳いでいた いつも騒がしい街が ぽつり咲いていた ゆらりくらり心は 風だけを聞いていた 僕の傷は小さくて笑えてしまった 軽く、ひとり揺蕩うまま 深く、誰も追いつけない 遠く、行く先もなくていい そんな夢を見るたびに 夏はぼやけていく あぁ 空を飛びまわって すべてを忘れて 雲でも風にでもなれたら ただ光に沈んだ 心も浮かばせ 遠くへ 遠くへ ゆらりとくらりと ゆらり街を覗けば 人が今を生きていた 見下ろしていたはずが 見上げてしまった くらり僕の心に そっと穴が空いていた 息を吸っても満たされず 広がっていった 遠く遠く、さらに遠く どうか遠く、どうか あぁ 空も雲も 風もあまりにやさしい これじゃあもう死んでいるみたいだ ただあまりに遠くに 続く青色がぼやけていく あぁ あの空見上げて この街を歩く 遠くに知らない僕がいる ただ光に揺らいだ 心を浮かべて まぶしい夏日の その向こう側へ 遠くへ 遠くへ ゆらりとくらりと
