色濃く染まる頬に 残映見つめ くるりと廻る季節 何度も過ぎた 緑青とした匂い立つ日も 赤く色づく葉が揺らぐ日も その瞳に灯る 同じ時間は 移ろい 流れゆく 背中をふわり押され 出会えたあの日 それから 重ね 増えた キミとの記憶 留めたことすら 吹いて巻かれて 尾根の向こうへ 溶け消えそうだ その瞳の奥に幼い唄を 映して 口ずさむ 唄う私と 描くキミの色 空渡り暮れゆく これまでの日も これからの日も 風の向こうで キミを想うよ 繋いだ小指 遠く過ぎても キャンバスめくるから 緑青とした木漏れる日々も 赤く彩り心に染まる 同じ景色に また逢えたなら 笑顔で 唄うから