晴れの水色 消えてく飛行機雲 かさなる筆先 痛いくらいの 透明なひかり まばらに葉をすり抜け 重く滲んだ 汗に呼吸吐き 進む靴 向いた先 目の前 鮮やかな風 強く舞い上がる 色どり紛れた キミの姿 翻り おぼろに 溶け出す心の奥底 波紋みたいに拡がる 景色 染められて いま 吹き抜けてく 空 Ah 晴れの青色 流れる すじ雲たち 描いた筆先 柔らかに照る ひかりのきらめき こぼれる枝葉 透かし 軽く滲んだ 絵の具とりどり塗り 進む紙 なびく先 目の前 新しい風 薫り舞い歌う 緑に華やぐ キミの姿 麗らかに 乗せてく 重なる心の奥底 ゆるく結んで 拡がる 世界 染められて いま 吹き抜ける 木の間に 何度も 繰り返す 出会い 深く 色染めて 初花 吹き寄せる 僕の小さな 箱庭 鮮やかな風 強く舞い上がる 色どり紛れた キミの姿 翻り おぼろに 溶け出す心の奥底 波紋みたいに拡がる 景色 染められて いま 吹き抜けてく から Ah