はらはら揺れて 落ちてゆく 手と手の間 すり抜けて 置かれたキャンバスの上に溜まる 長い夢 重なってゆく 楽しげな キミの笑顔 口の端 撫ぜ 上げても 同じようには 出来ないよね もどかしくて 目を逸らした 鏡を何度 見返して キミとの練習を思い出す だけど いつもと変わらない私 溜め息が 重なってゆく いつの日か キミの描いた 絵の中に いる私が 笑えていたら なんて願い キミのとなり 目を細めた 過ぎゆく暑さ 傾く陽射し 笑った顔が キミに残るなら 楽しげな キミの笑顔 今ここに いる私も "楽しい"気持ち 溢れ出して 泣き出しそう 目を逸らした いつの日か キミの描いた 絵の中に いる私が 笑えていたら なんて願い キミのとなり まぶた閉じた