ありふれた闇に囚われ 何処へも行けずに立ち尽くすのか このままじゃ飛べないままだ 太陽にさえも笑われちまう 陽炎の街に踊るのは 行き場を失くした夢の残骸 ぎらついて苛立ち飢える 何を信じて鼓動を刻む ざらざらとささくれ立った 傷跡を隠し笑ってみせた 約束もせず別れたあの日 たしかに見た蒼すぎる空 さすらうのさ この荒野を何処までも さすらうのさ この刹那を抱きしめて あの空に辿り着くまで 一瞬の風が吠えぬけ 空を切り裂いて旅に出たのさ 太陽が急がせるから 飛べないなんて俺はごめんだ 呼ぶ声に振り向きもせず 掴もうとあがく茜の空に 誰もが光探している 満たされないかけらを探す さすらうのさ この荒野を何処までも さすらうのさ この刹那を抱きしめて あの空に辿り着くまで まだ見ぬ海を渡る風のように 荒ぶる波を乗り越えなければ まだ見ぬ明日いつ果てるともなく この魂が溢れて止まないままに さすらうのさ この荒野を何処までも さすらうのさ この刹那を抱きしめて さすらうのさ この荒野を何処までも さすらうのさ この刹那を抱きしめて あの空に辿り着くまで