窓辺に 差し込む 陽は 夜明けを告げる 渇いた 身体を 優しく 包んでおくれよ 君は決して 泣かないけど 悪い夢から守れるよう 抱き締めていたんだ こうして 白く染まってゆく 小さな街 黙って積もって溶けた 雪の様な君に会いたい もう一度 悲しみなんて 笑い飛ばせば良いと そりゃ言葉にすれば 簡単でしょう 神様がいるなら この僕を救って下さい この願いを どうか叶えて下さい 濁りのない その瞳も 君も置き去りにしたまま 僕は逃げ出した 今夜も 暖めている 狭い部屋の 戸を叩く音が 聞こえる日を ひとり待つ いつか 忘れてしまう 儚い日々 だから綴っておこう また君を探せるように もう一度