まだ夕陽 浴びてたいの なんにも知らない海岸で この歌が 終わる頃に 涙が溢れて来るんだろう 息を吸って 大きく吐き出せば 世界は色づいていた さあ 夏が終わってしまったら この想いは風に飛ばされて 忘れてしまいそうだから今 砂浜に隠しておこう 今日が終わってしまう前 潮に消えそうな岩の影 忘れた鱗が鮮やかに 光っていた どうすれば 届くだろう 言葉にできたらいいんだけど 立ち止まり 振り向いても 歩いた分だけの足跡 さぁ 夏が終わってしまったら その心が波に攫われて 冷たくなってしまいそうな時 あの日を思い出すのかな 恋が終わってしまう前 今も変わらない青い海に 残った鱗が淡く淡く 光っていた まだ夕日 浴びてたいの なんにも知らない海岸で 今わたし 泡になって 今日の幸せに目を閉じる