君が言うのならば、そうさ 降らせや焦燥 蕭蕭と 蕭蕭と これが止めばいいよ 篠突いているこれが止んだらいい 蛇目差しても袖が濡れる程 それで灰の目をしている もう悲鳴も聞こえない 足りないばかり 愁然と旱を乞う 気づいたら後悔 きっと泥濘も行けるよ なんでこんな 跳ねる打面を急いで 仄暗く沈む今を凌いだ? まだ刺しては去る風が足りないが 君は旱よりマシだって言って 踊るのさ 「こんな天だ 踊る以外にない」 誰も聞いていないぜ、これは 誰もが聞いてない あたしの雲行きとか あんたが今それを聞けるかとか 雨樋が煩い 跳ねる雫の上で 今は理想を忘れて歌えるか また煽り去った風の合間に 濡れた頬の 雨垂れのリズムでも踊りたい 本当に痛いんだ 眺めは関係ない 愁然としててよ 関係ないさ 後悔ばっかでいいって言えるよ だってこんな 愁い愁いて微笑って この身/心踊らす風雨だ しとど濡れたまんま 消えたくなっても 枯れる旱よりマシだった 言った初動のまま 踊りたかった! この霖だ 進む以外にないや
