こんな夜にまた考え事してぽっかり 胸に穴が空く そんな無駄な夜きっと要らないね 秒針だけが進んで、 こんな夜にほら考え事してぽっかり 胸に穴が空く そんな無駄な夜きっと要らないの 真っ黒な影が嘲笑う ” 普通 ”を当たり前と思わないで 知らない間に傷付いたのだろう 私の好きなあなたでいて 欲しかったな、 空気の香りも風の形もあなたの事も 分からず 涙ばかりが溢れてくる 仮面で隠し堪えた 「昔々〜」の主役は皆「めでたし めでたし」で終わる じゃあ それならば 私はどうする? さよならが言えたなら 楽になれるの? 煙を吐き出す事で自分を保ってた 点滅する信号機とか灯りの消えた 街並みに警告されたの 真夏の夜 もう戻らない お互いの温度 笑えない嘘も “ 普通 ”の日々が恋しくなるなんて それだけ、なのに。 たった一つだけの我儘。 この夜が明けたらあなたに伝える 「会えない日々の夜も月が 綺麗だったね」 こんな夜にまた考え事してぼんやり 月を眺めてる ひょんな言葉から問題は生まれる 一人で待ち侘びてる春 失ったものはもう戻らないの 季節はすぐに移りゆく これまでの日々が戻らなくたって 満月が輝いている こんな夜だから、