誰かの声がした 遠くの方から 灯りの無い部屋で 色を付けて 欠けたままの爪 日々を寄せ集め 継ぎはぎの中に居る ねぇ瞳を閉じれば アートは死ぬのか 考えることもできないまま 無表情な彫刻 見せかけの道徳 叶わない夢を見る 真実の嘘に気づいて欲しいの 痛いほどに 間違えさえも切り刻んで ひたすら並べて 合わせてできたまだらな感情を 見ていたんだ 愛を込めて紡ぎ出した 綺麗な言葉が 喉の奥を酷く焦がしている 異常なほど ねぇ言葉を交わせば 孤独じゃ無いのか 考えることに疲れ果てて 見覚えのない筆 かりそめのナイフで 削り取るように今 こぼれ落ちた涙で滲んだ色が 見たことないほど 綺麗な青に染まった 間違えていたって 繰り返し求めていた いくつかのエゴイズムを犠牲にして 愛を知りたかった この想いは叶わないの さよならの時に側に居てくれたら 間違えさえも切り刻んで ひたすら並べて 合わせてできたまだらな感情を 見ていたんだ 愛を込めて紡ぎ出した 綺麗な言葉が 喉の奥を酷く焦がしている 異常なほど 取り残された愛情も 出会わなかった痛みも ほらつなぎ合わせて出来る