だめなんだ、僕は。 基本、誰のことも信じたりしない。 だってその方が、 無駄に傷付いたりしなくて済むし。 そうやって僕は、 友達と楽しそうに笑う君を、 教室の隅の席、 不貞腐れた猫みたいに見てるだけ。 だめなんだよ、僕は。 基本、何をしても上手く出来ない。 習い事はしたけど、「初めの一歩」 で躓くような奴で、 いつだって僕は、 自分に期待なんかしてないんだ。 揺るぎない闇夜の真ん中で、 心が噎び泣いている。 聞こえているのに、 気付いているのにどうしようもな い。 もう手遅れかな・・・。 −この世の果てまで 何も無いみたいだ− だめだって、僕は。 君と違って素直に笑えない。 優しくされる度、 自分の嫌なところが疼くんだ。 それなのに君は、 何度もこの心の奥(ドア)を叩く。 かいかぶり過ぎだって。 「僕は永久につまらない奴です。」 繋がりたいのに、 こんな事ばかり口をついて出る。 変われなくて・・・ごめん −そしてまた戻る 何もない世界に− 自由に歌いたくて覚えたピアノも、 指遣いにまだ縛られたまま。 −この世の果てまで 何も無いみたいだ− 3253212。 だめなんだ、僕は。