幸せに成れて 慣れてしまった もう馴れて 離れてしまって 愛に句読点ついた僕らは 「ぬ、ぬ、たり、たり、ぬ」 「たり、たり」 消すことを忘れた灯りに集く 幾重の羽音の群 同じ間取りの角部屋から 違う音がするのが解せない いつも何かを塗り替えたくて 天井も愛情も何もかも けど欲しいのはきっと Brand Newじゃなくてもっと 水面に浮かぶような 幸せに成れて 慣れてしまった ABの後にはサビが来るってセオリー バレて 剥がれてしまった 愛に句読点ついて僕ら 「な、に、ぬ、ぬる、ぬれ、ね」 (nu~) 鋳型じみた役も僕ら擬う 熱の仰せのままに 不純に矛盾を含んでは 日々がヒビ割れてもう響かない 生まれた意味に色を塗りたくて 成功はレシピが決まっていて けど欲しいのはきっと 配役じゃなくてもっと 名前も付かぬような 親しさだ 「たり、たり、ぬ」 優しさは (枯れて剥がれて) 愛しさも (枯れてもがれて) 幸せを (描いてもがいて) 離れていく掌 鮮やかに 艶やかに飽きて 見飽きてしまった 色分けも役割も辞めにした時に ついに気づいてしまった フィルターを脱いで僕らは 「やうやう」 幸せを抱いて 歩いてゆくんだ 幸せは蒔いて 芽生えてゆくんだ あの句読点越えた僕らは 「やうやう」愛で「ぬべし」