音のない夜が 目を覚ます前に 君のこと 見つけられるのかな 流れ星の 騒めきくらいの 背中に 目眩がした 遠くで はためく旗が まるで雨の後の 虹みたいだな 枯れた街 破れかけ フィラメント こんな僕でも いいのかな 悔しくて 遣る瀬無いから 俯いて聴いた 鐘とラッパと ドラムロールの 笑い声 いつかなんて 曖昧な 言葉と眠った 涙は何度だって 拭ってきた いこう 僕らは 出会うために 幾つも誤魔化し 笑ってきた 世界の真ん中 小さな宇宙の中 いくよ その足で その身体で 吐き出した メロディに 気づけたよ 光の先の 君に会いにいく 空を横切った 飛行船との距離は 目を背けた分だけ 遠ざかっていた 溢れるパレード 声の群れ 逸れないように 迷っていた 伝えたかった事は ちゃんと 胸に残り続けて 忘れても 輝く星に変わる 君と全てを 掛けた天秤 余地はないのさ 震える指先で選んだ 未来だ いこう 僕らは出会うために 当てのない旅を 続けてさ 変われないけど 分からないけど 今 いくよ この足で この身体で 響かせた メロディに 気づいてよ 光の先の 君に会いにいく この世界は僕らの そう僕らのものさ