いつもの所まで 辿りついた途端 何かの音が耳をかすめる 道の向こう 今すぐ引き返せ さもないとそこから そこから先の風景は あの世から ながめる マージャンをしている あのオッサンも 街中でやせていく 美しい人たちも 他人の金で生きる ニヒリストも マイナーに逃げ込む INDEPENDENTSも 幸せな人生 いつもの所から 全力で走れ 左も右も見ず 放たれた矢のように カオスなんか殺せ 手ぶらになって進め 時間の外に出よう そしてもう一度だけ もう一度振り返れば はじめから何も はじめから何もないからこそ 透明な黒に 黒に抱かれた言葉が見える 夢なら覚めろ いつもの所まで 辿りついたら 愛は お前を 鉄のように 溶かし 鉄のように 曲げる 血は お前から お前のまわりの大切なものを全て 消す しかし そう それが どれほどの値打ちがあるだろう? この一瞬に 生きるための意味さえ腐らす 言葉に比べ・・・