明日が今日の隅を さまよいながら 光から よみがえる頃 わたしの中で 本当のものは また ひとつだけ あふれてくる 絵の中にあれば 終りの世界も 素晴しく輝いて ありたけの夢と 幸せを混ぜて 悲しみを 塗り変えて どんなにうまく 飾りを付けても また 次の日は はずれてしまう 今日まで特に 気にもとめないでいた そんなことが 確かになる あたらしいひとが あらわれる時は 素顔で生まれてくる 確かな言葉と 確かな声には とまどいが 満ちている 明日を待って 明日を数えて また 今日の夜を ただよいながら わたしの中で 風が吹き荒れ 空へ向け あふれてゆく
