もし誰も 見えなくても あたりは 急に変わり 息を飲み 夢中になれた おどろきにも 出会えず なごり惜し気に ふり返ってみる 本当は何も 求めないけど なぜか フイに とまどいや てらいの中で あたりは 急に変わる おなじみの 陽ざしの中で 心はフイに醒める あとになるほど 思い出すのは 確かめてみる こともないこと ばかりで 背伸びしてみえた あの場所から 気がつけば いつか 通り過ぎていた なぜ かんたんに 見えたものが 今は 分らないのだろう 小さな声で 叫んでいる わかりあえない 景色の中で 生まれたままの 誰かと出会う フイに いつか どこかで