世界は正しい事だけで 回っているわけではないし 想像以上に残酷で 努力は大抵報われない 空を見れば鳥は 風の様に歌を唄っていた それを見た僕は下を向いて… 黄色の羽根を持つ 1羽の鳥が僕に告げた 歌いなよ その喉を枯らしながら 言葉数は削り 感情は押し殺し 全て歌に込めなよ きっと道は開かれるから 雨の音不規則なリズムに 音の波未完成のパズルを 一つ一つ言葉で埋めてゆく 命を紡ぐように 満たされなかった いや、満たす事の出来ないまま 閉じ込めてしまった君の想いは 唄となり、そのマイクを通して 誰かの世界を 色鮮やかに彩るでしょう 鳥は僕に確かにそう告げたんだ そして僕は音と言葉と言う 最後の手段を手にした 人様の前で生き様を晒し 光を浴びる 深く悩み 深く傷付きながらも 歌いたいから歌う それで十分だろう さぁ僕らの道は拓けた 地図は持たずに飛び出して行け 思う通りに歩けばいいさ 手をかざし この世界は正しい事だけで 回っているわけではないし 想像以上に残酷で 大抵その願いは叶わない それでも 切望する気持ちが踏み出す一歩で なりたい自分に会いに行こう 生きて、歌え 夜の帳、朝の光 澄んだ空気に溶ける旋律 星の瞬き、月の煌めき 静寂の中に響く呟き 上を向き僕は 生きる上で歌を唄っていた それを見た鳥は 風の様にそこに佇んでいた 雨が降り 花は咲く 風は吹き 花は舞う 月の夜 言の葉は 唄に乗って 空を行く 雨の音不規則なリズムに 音の波未完成のパズルを 一つ一つ言葉で埋めてゆく どこまでも行こう 道は長くとも どこまでも行こう 時々回り道をしながら