産まれたては無垢であり それはゼロである 一点の曇りもなく 中は空である 時と共に知恵を足し やがて満ちてく 燃え尽きた細胞は やがてイチとなる ゼロにイチを掛けても 何も変わらない イチに満たぬ欠けらを 日々重ねていく 点と点が繋ぐか細い線 ゼロからイチへ変わる旅へ 線と線が描く一つの絵 ゼロとイチの間を探す旅へ 全ての原理は点に始まり 全ての原理は点に終わる 点は線となり線は絵を描き ゼロからイチへと変化していく そう、神は細部に宿る その域を知る為足跡を辿る 表と裏、始点と終点 知るべきはゼロとイチの間 満足、それは死を意味する 知る事を辞めた時道は終わる 諦められる程度の事なら 続けても実りはしないだろうな この世に平等があるとするならば 生と死が対になる事だけだ 昨日より今日を今日より明日を 求め続ければ未来は変わる 点滅する心臓音 応答する本能 膨れ上がる欲望を 鼓動に変え放て 共鳴する感情と 増え続ける煩悩 貪欲なる細胞と ぶつかり合い光れ 平等に与えられた 秒単位の運命 鮮やかに染まる夕日 切り割き明日へ 産まれたては無垢であり それはゼロである 一点の曇りもなく 中は空である 時と共に知恵を足し やがて満ちてく 燃え尽きた細胞は やがてイチとなる ゼロからイチへ変わる旅へ