そういえば私の持ってる 君の黒いパーカーは 別に返せないことはないけど 新品があるよね そういえば話残ってる 君は覚えてるのかな? 別にこのまま 貰えちゃうけど 忘れちゃってるよね 料理する時も 近所のコンビニに行く時も 袖がちょっと邪魔して 思い出しちゃうんだよ 受け入れたはずの さよなら吐き出して 嫌いになれるわけもなくてさ 振り出しに巻き戻す 初恋の味を 言葉にするのは 少し早かったのかな 私にはちょっと大きすぎたのね そういえば私想ってた 君との未来を 別に戻りたいわけじゃないけど 無かったことにしないで 肌寒い時に 何かと暖めてくれるのは 思い出じゃなくて サイズのおかげだと思うの どうせなら好きに なんてさせないでよ 時間を返してまでは言えないけど いきなりの電話で 少し困らせて 最後は私が意地悪しちゃうから 受け入れたはずの さよなら吐き出して また君のことばっか考えてる 寂しくて切なくて 苦しくて胸が痛いのは 君のせいだよ そういえば私の持ってる ”好き”という二文字は 別に返せないことはないけど 新品があるよね