『あのさ 友達が 最近結婚したってさ』 そんな話 何回目なんだよ もう聞き飽きたんだ 『ねえ見てよ いとこの 子供が可愛くてさ』 あぁ昔はあくび一つで 僕がそう思われてたのに 君は変わってしまった 瞼の下で光る雫の前で 僕はただ俯いているだけ 随分長く思えた時間だから ポケットに手を入れた 『あのさ 私たち この先はあるのかな』 そんな話 必要はないよ だって今が楽しいければいい 君が焦ってる 気持ちも分かってる 知ってる 女の賞味期限を気にしてるのは すいもあまいも 僕ら共に味わってきたから どうか信じてみて欲しいんだ 口下手な僕だけど もう 恋人を終わらせよう 他の誰かの話じゃなくて 2人の話がしたいんだ 分かりきった感情も 演技混じりの表情も 僕らにはいらない ごめんね 待たせちゃったね。 瞼の下で光る雫の前で 僕はただ俯いてるだけ 随分長く思えた時間だから ポケットに手を入れて 君に跪く