走り抜ける様に過ぎていった日々 低く流れる雲に乗って 浮かぶ君を追いかけてゆく 僕はその影のように 『少し疲れた』と 座り込んだ君の背中 僕はただ眺めて 何も言えなかった こんなに広い空の下 巡り合えた 奇跡の花笑く 答えはただ一つだけの 手と手とのパズル 見つけられたんだ そんな気でいた 手にしてしまうと もういらなくなる 誰かのモノに指くわえて 少し素敵に言うとしたら 夢を見ているのかなぁ 『悲しいことばかりが 街に溢れて見えるのは 君が下を向いてばかりいるからさ』 最後に君が言っていた 言葉の意味が まだわからないよ だけどもう 誰にも聞けない ここにはもう 君は居ないから もぅ 居ないから 見上げた空はどこまでも 繋がっているよ 信じているなら かざした小さな手の平 風に揺らめく夕日色の花 今でもまだ変わらないよ 君の言葉は この僕の中で 生き続けているよ