赤い雲 空の下 過ぎ行く季節に取り残されて 向日葵が俯いていた 秋風に吹かれながら 羽の無い赤トンボ もう飛べなくて泣いていた 虚ろな眼 君はただ 眺めているだけ グルグルと世界は廻り続ける うまく笑う術を知らない 泣きだしそうな君を乗せて 止まらない世界に揺れる灯火 不透明な未来へ向かってゆく 僕たちは寄り添いながら 胸の鼓動数える 眠れない夜の真ん中に浮かぶ この世界に一人きりで 朝はもう来ない気がした 流れてゆく 音も無く この赤い血は誰のもの? 繰り返す 気休めのナイフを握って グルグルと世界は廻り続ける 不透明な未来へ向かってゆく 僕たちは寄り添いながら 光と影が寄せては返して 無限のループの波に飲まれてく お天気雨の空 青く輝く 抜け出せない この毎日に 一つの光が射すのなら 歩き出す誓いをここに描こう 色付いてく未来へ向かってゆく 僕たちは寄り添いながら