坂を上り車停めた 遠くに海が見えるの アイビーレンガの ひそやかなレストラン 「あのね、ここは…」 言いかけたの メニューを選ぶあなたに 一つくらいなら 秘密でもいいかしら もう何年も前のこと あの窓辺のテーブル座ったの あなたの知らない人と それはまだ初めての ぎこちないデートなの ああちょっと大人のふりで 背伸びをしていた 初恋のときめきが 鮮やかによみがえる ねえあなたを見つめる瞳が いつもと違うの なぜかしら? 誕生日のプレゼントと ゆらめくキャンドルの炎 どうしてあんなに ドキドキとしていたの ああ気持ちだけ同じなの 今私の目の前いる人が 一番大切なこと 今頃はあの人も 恋人といるかしら もう懐かしいだけなんて あなたのせいだわ 私からときめきが あなたへと伝わるの ねえ今夜は赤いワイン 少し酔いそうね 初恋のときめきが 鮮やかによみがえる ああ二人のささやきまで いつもと違うの なぜかしら? 坂を上り車停めた 遠くに海が見えるの アイビーレンガの ひそやかなレストラン