冬の天文台の凍った坂を登る 靴が闇に軋むよ 白い夏服着た写真に聴くよ 今日で19になるのか…… 教えなよ…… 微笑んで 目を閉じた時に見てた夢 ひとり淋しかったろう ひとり不安だったろう 誰の名前を胸で 君は最後に叫んでたの 僕に何を預けたの 君のスニーカーが氷を踏む 冬の星座をささやき 声のない言葉で 愛の意味教えるように 君を愛したことが 僕の永遠だから 君の叶わなかった 夢を一緒に生きてゆくよ 二度とひとりじゃないさと 人を愛することが 人の永遠だよと 君が凍えた耳に 息を静かに吹きかけるよ 誰もひとりじゃないよと