白寄りの灰色 黒寄りの灰色 再度も彩度もないかな 最寄りの空で始発に乗って 君は回送 止まらずに 行く 道無き道を 風のご機嫌で 揺られて 揺られて 私の前を通り過ぎる 雲 わたあめみたいな 雲 の上の世界は 雲 太陽を隠す 雲 時に雨が降る 良くとも悪くとも 気分を変えてしまう ひつじ ひこうき あま うろこ ヘリウムに乗って 触れてみたいな ふわふわ ふわふわな触り心地かな 遠くなっていく 君の姿 雲 時に雨 乗せて 雲 高く聳える入道 雲 もくもくと黙々と 空を横切る 音もたてずに 雲 君が行く先は 雲 どこなんだろうな 雲 その眺めは綺麗かな 教えて 教えてよ 知らない人にはついて行かないでね もうすぐ夜だ 気をつけて 達者で