スワイプで送る景色 大袈裟に君は話した ここにも暮らしがあること 彼方へと向かう旅路 行き先は決まってないから どこへでも行けるんだってさ きっと ふと香る 秋の気配 肌をくすぐる感触で 記憶に攫われるようだ この風は君の街へ 届く気がするのさ なんとなくね 適当だっていいんだぜ 「空を飛ぶ鳥になれるならば」 そう君は言ったんだ 呆けた声で あの日々に名を付けるならば 青春じゃどうにも 足りない気がして 流れる いつの日かのミュージック 顔も名も定かじゃないな 君を歌っているようだ ほつれていた約束たちは 硬く結びなおして また連れていくぜ やけに今日は気分がいいんだ 全て忘れて 息を吸って声を吐いた 「気楽に行こう」 空を飛ぶ鳥になれるならば 真っ先に君へと会いにいくんだ あの日々に名を付けるならば 青春じゃどうにも 褪せているんだって