氷雪に塗れた 人気(ひとけ)のない港は 音も無い暗闇 ひとつの星も見えない 北を指す磁針は無情なダンス見せた 行き場のない孤独の終わる時をただ 待つ永い夜 笑い合うことなど望むことも 叶わない 分かり合うことなど想い描く術は 無い 顔も声も知らないあなたのことを 教えて 俯瞰した途端に催す吐き気に 目が回って暗示 自問自答 「繋がれると思っていた?」 氷に閉ざされた僕の世界は 旅立った日の熱を奪っていって 眠るよ こんな感傷なんて飲み込んで バイバイバイ 寒さに身を預け呼吸を止めるから 吹雪きだした夜に翼はもう動かない 幸せの意味を知る権利などは無い 風は夜を撫でて全て霜に埋もれる このまま消えてしまえと 透明な目が僕に告げる 「どうして 返して 友愛の環(めぐ)り」 なんて妄言 愚かさに出る反吐 場違いな情熱が光裂いて散った 何が正しかった? 答えはどこにあった? 海底に沈んでいくこのまま 最低に変わっていく自我桃源郷 抱いて消え失せる 愛が尖って月を刺す前に 氷に閉ざされた僕の世界は やがて微小な愛も振動を止めるよ 静かな叫び 虚空に消えて 誰にも見つからないまま くだらない僕の愛した鼓動を 止めるから
