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瞬間

Track byUA

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  • 9:42
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歌詞

その葉っぱは恋をした 水面に現れては消える 1個の泡に きらきら光ってただ消える 葉っぱが 気がつくともう消えているあの娘 あの娘の頬にキスをしたいよ 11月のある朝 葉っぱの体がみるみる赤くなった 北風がピューンと口笛を吹いたとき 葉っぱはー陣の竜巻になって クルクルと水面に落ちた 全身を震わせ 冷たい冬の水を あっためるほどに赤い彼 陽がすっかり傾いて 彼に負けないくらい 空が赤くなりだしたとき 彼は想った ああ僕は今まで こんなに奇麗な空を 見たことがあっただろうか 毎日毎日池ばかり見て この広い世界をみること すっかり忘れていただなんて そんなおもいに浮かんでいた そのとき 葉っぱの背中に1個の想い それは彼をゆっくりと 深く浅くゆっくりとなぞっていく 真っ赤な世界に溺れるように 彼は目を閉じた 右の耳に不思議な 優しい音が近づいたとき 彼は気がついた あの娘だ とうとう訪れた 彼のたった1つの願いが叶うとき 大きな世界に包まれながら 小さなあの娘に触れるとき 彼がやっとできたことといえば もう行ってしまうあの娘のために 少しばかり 体を沈めてあげることだけ あの娘は右の耳元から ころりとこちらに転がって 2人はそっと口づけをした そうしてあの娘は プツンと居なくなった 沈んだ彼に お水はとっぷりのっかって どんどん染み込んで 気がついたら水の底 大きななまずが わからないくらい ゆっくりと動いている 泡は消えたよ あの娘は空に行きたがっていたよ 空ってー体 ほんとは何色なんだい ここに写る色と同じさ ここは何色なんだい 水色さ 広い空と泡の肌 破裂しそうな喜びと 同じくらいに悲しい理由は もう二度と戻らない瞬間に 全てがあって 全て終わったから 心はただ泥に浮かんで 恋の 熱に季節を間違えた 蓮の花が遠くで泣いたよ 赤色と泡のような口づけ 破裂しそうな喜びと悲しみ あなたがー番 愛すべきことはそう もう戻らない 今のこの瞬間 この話に似たようなことが あなたにもきっと起こるでしょうね だけどそんなときは怖がらないで 飛び込んで この冷たい 水はあなたにとって 記憶の温度計 あなたがずっと欲しがっていたこと 蓮の花が思い出してくれるよ この話に似たようなことが あなたにも多分 起こるでしょうね だけどそんなときは怖がらないで 飛び込んで この冷たい水はあなたの中 のぞいて染み込んで あなたがずっと 欲しがっていたこと 蓮の花が描いて 色を交ぜるよ

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