どうやったってすれ違って 戻らないままのシルエット ねえ 思い出して どうやって 笑えばいいのさ僕は 存在だって忘れ去って 記憶も過去も消して ただ後悔へ 弧を描いて 落ちていくメビウスの輪 何もかも見失った わからなくなってしまった ああ 雨さえも風さえも 許しあえるはずの夜も なにを誤ったんだ どこから間違えたんだ ああ ただひとり 寂寞に 黄昏さえも迎えられずに 散々泣いて喚いてたって 変わらないままの日常 もう壮大な冗談って 戻ってくればいいな いまだにふと 思い返して 記憶の奥辿って まだ覚えていた 思い出が 閉じ込める迷宮のようだ 巡り合う夏の夜の 抜けてゆく高架下を ああ思い出す 思い出す 何気なく過ぎていった日々を 押し寄せる波と凪に 面影を探しながら ああ 何度でも くりかえし 風吹く方へ問う 「ぼくはガスパール?」 なにを誤ったんだ どこから間違えたんだ ああ ただひとり 寂寞に 黄昏さえも迎えられず 押し寄せる波と凪に 面影を探しながら ああ 何度でも くりかえし 風吹く方へ問う 「ぼくは...?」 やがて押し潰されて 立ち止まってしまうなら ああ このままで愛だけは 捧げられることのないまま 届くことがなくたって それでも乗り越えるから ああ 僕はただ 僕はただ いつまででもずっと思う アイラブユー