醒めない夢の ほとりに響く 小さな鳥の声 忘られぬ歌 水晶の篭 銀の止まり木 思い出に微睡む 懐かしき歌 大人になるために 置いてきた 優しいおとぎばなし 僕は 僕だけの運命を 僕だけの旋律を 歌うために生まれてきた だから 僕だけの感情を 僕だけの色彩を 刻みつけるこの世界に 一つの物語を 人は誰しも 一人で歩く 足跡に記すは それぞれの歌 時にぶつかり 時に寄りそい 織りなす響きこそ 僕たちの歌 遙かに 受け継がれ 歌われて 優しいおとぎばなし いつか おしまいのページに 綴るべき言葉 知ることなど 出来はしない だけど 僕たちは歩き 僕たちは歌う 自分だけの物語を 君は 君だけの運命を 君だけの旋律を 歌うために生まれてきた だから 君だけの感情を 君だけの色彩を 刻みつけてこの世界に 君だけの疵痕を 一つの物語を 醒めない夢の ほとりに響く 誰かの物語 忘られぬ歌