朝起きてから 君に会うまでに 何ができるだろう 何もできないや 窓を開ければ 朝日が 差し込み 隣には今 君がいるから あなたの姿を見ると 昨日の夜の顔がちらつく 目を閉じた君の美しさ 忘れてしまうほど 二人の息が間近に聞こえ ベッドの軋む音だけがある 夢見た光景なんて すべて仮想だったって気づく 家に入ってから 寝床につくまでに 何ができるだろう 何でもできるな ビデオを流して 食うものを取って 好きにしたいけど 声も出せないや ああまた 雑な誘い方 聞こえないふりをしよう あなたの姿を見ると 昨日の快感を思い出す 期待外れだと そっぽを向いたはずなのに 目と目が合って手と手が触れる 僕らもう長くはないだろう 見終えたビデオについて 夜明けまで語ろう (明け方には) 昨日と同じことを思ってるだろうか (それならば) 忘れられないよう傷をつけよう