白く透明な肌には 揺らぐ満たされなく彷徨う 浴びる哀しみを寵愛し 足りない繋がりを縢る 朽ちるにはまだ尚早 熟れるを待つまでには至らず 旬になれば誰かが噂して 私埃落として毛皮纏うの 此れは 素肌に 触れない為の掟 此れは 幸福に 揺らがない為の約束 嘆く容姿の生贄 微かな関節の唸り 竦んだ足に水滴堕とし 仄かした渇きに期待させるの 飲み込んでつかえた言葉に 眠ってしまった 隠していて、手繰り寄せた 吸い込んで歪ませた吐くたびに 絡まってしまっていた 呆気なく、枯れてしまわない様に 此れは 素肌に 触れない為の掟 此れは 幸福に 揺らがない為の約束 此れは 光と 生きている為の退屈 此れは 幸福に 流されない為の 肌の、装束