Track by止め処なく、渇き
「その明確な感情と 醜い愛とやらに、 私は気づいていた。」 面倒な事に口を挟む人間というのは どうしてこうも可哀想なんだ、 と日々思っていた。 その矛先が向けられても私は、 愛情を利用しながらも "他者" と区別する何かから向けられる 熱に鬱陶しさを感じる。 そういう者程単純で、 ただ抱き締めるだけで、愛と呼ぶ。 それが純粋で 真っ直ぐだというなら、愛は、 退屈だ。