教室に入れない 他人(ひと)の視線がもうこわい 廊下でうずくまってた 息をするのがもうつらい 制服を着た私のことを 誰も気づかないんだね 今生きてること ここにいること 認めてほしかった 小さな私は学校だけしか 世界が見つけられなかった 動けない足元が滲む 涙で水溜まり 越えられなかった 未来なんて見えなかった 「待ってるよ」のメールが 嘘つきだって知ってるから 友達もいらなくて そんな私が1番いらない 制服を着て深呼吸した 私もみんなと同じ、って 壊れて砕ける心の音がする 暗くて何も見えない 大人は嫌いだ 大嫌いだった ここから抜け出す方法も 何も教えてはくれない 「みんな同じが正解」 同じ顔して言う大人がこわかった 保健室の窓 空が狭くて 白いベッドの上 助けてって叫んだ 周りのきらめく同じ制服の 人たちと私は何が違う? いつも自問自答して 小さな世界から抜け出せずにいた ここから消えたかったの ここから消えたかったの…