法則のない数字の羅列 命の色の淡い捨て駒 無明長夜を越える手綱は 右手の中に鈍く光っている 忘れそうになる記号の羅列 卵の中に閉じ込められた 2689文字の前日譚は 電子の海の果てまで落ちては 読み手のつかない儀典に変わる 真白の箱の底 支配の床 真実はどこに? 薄れかけた思い出が 琥珀に揺れる 序章の生 未完の所為 問いかけは誰に? ポケベルの着信はない セブンスターの煙がくゆる お望みならば最上の記事を インク切れの万年筆はもう どこにあるのか思い出せないまま 違う 今の 俺は 名前を奪われた モブ だ 白む視界の中 広がる赤 真実はどこに? 塗りつぶした愛増が 緑に揺れる 嵐の山 朽ちてく花 問いかけは君に ポケベルの着信はない 真白の箱の底 支配の床 真実はどこから? 歪んでく物語 卵は割れて 創られてる 覗かれてる 知るはずのなかった 脚本家の存在を ほんとうの役割を 吹きすさんだ冷たい雪 痛みを与えてよ ここにいるほんとうを 思い出させて もう一度を望むことが 叶わないのならば この生を 誰かに 届けて
