舞い散る白桔梗 わたしの桃源郷 夕暮れ、屋上、カーテンと友達 この世界 醜く群れだす 凡人たち 花壇に咲いてる 彩に眠りたい 王様の願いは一つ 叶わず檻へ 読みかけの本に挟む 栞にネリネのひらを 真白に塗りつぶされ 君は今茜へ わたしのはばたきをみて あのこはきれいなめをほそめて わらってくれた 【無明の肉芽でも】 ふたりではなたばにしよう うでのないからだでも だきしめてあげたいから 【お望みを聞かせて】 乾いた心の中に沁み込む 彼女の歌 知らずにいられたらねと 笑う魔女の声 都合のいい描写のト書き 行間の外側へ 見つめるの目の存在を 聴き手のお前らを 62の頁に生きてた ■■■
