寂し気な 木々の声が 頬をかすめ 空に消える 南風 通り過ぎて 甘い君だけが 僕を見ている ふわり 抱きしめてくれたら ゆらり 眠りに落ちるのに 夕焼け色の花が 優しく咲いたらいつか 帰り道君の声が 木霊しては 色褪せて消える まだ... オレンジ色の灯りが 薄暗い道を 照らしてくれた だけど... 星屑が 空に満ちて 澄んだ空気さえ 心地よく 花開き 香るにおい 思い出とともに 蘇っていく ぽたり しずくが落ちるけど きらり 進むこと決めたんだ 小さくて淡い花が 気高く咲くまで きっと 寄り添いながら歩いた 記憶だけは 色褪せず僕の そばに オレンジ色の灯りが 薄暗い道を 照らしてくれた だから...